「 名月も 秋の夜ながに ひと笑い 」
「 名月も 秋の夜ながに ひと笑い 」
ゆうゆう壱番館寄席は平成24年10月18日に第一回を開催し、
その時の初の噺家さんが 瀧川鯉昇(たきがわ りしょう)師匠だった。
遡ること、ちょうど7年前になり、本日で22回目の寄席となった。
瀧川鯉昇師匠には、本日の寄席は4回目の席となるから。
ゆうゆう壱番館寄席も会を重ねるごとに歴史が重ねられていき、
壱番館を代表する催事となっている。
鯉昇師匠の紹介は、
━ 熱延なんていたしません 力を抜いて飄々(ひょうひょう)と喋る噺の面白さ
と謳われている通り、飄々の噺の世界に、気が付いたら惹きこまれていた、というのが実感だ。
掴みの噺に『 しわ 』が並べられた。
━ 笑いで増える横しわが 『 ちょうちんじわ 』 怒った時の縦しわが 『からかさじわ』。
『 ちょうちんじわ 』が増えると長生きできて200年生きるんですよ。
でもねえ いろいろあるでしょ。困ったこととか、やなこととか。 ねえ。
するってえと、『 からかさじわ 』が増えちゃってね。今の寿命くらいになっちゃうんですよ。
理屈抜きで観客の方々は、身近な話題に、
━ なるほど、
飄々と納得されている。