ゆうゆうフォトアルバム


「 新進気鋭のピアニスト 」



ちょうど4年前に壱番館での音景色後に、ハンガリーへピアノ修行に渡り、研鑽と実績を積んでの凱旋音景色となった、谷口雄紀さんのピアノソロコンサート。


26歳の新進気鋭のピアニストは、演奏の前に10数秒の間合いがある。
今から奏でる、名曲であり難曲といわれるクラシックのそれぞれに、ずっしりと魂を込めている様にも見える。

そして演奏が始まると表情も一変する。

まるでその旋律の表情を現しているかのような表情でそれぞれの曲を奏でる。

背中で鑑賞している聴衆にも顔の表情が映ると思う、くらいの演奏への想いが込められている。


━ よかったあ


━ 身震いした。谷口さんの身体全てピアノになっているようだわ

4年前の音景色を聴かれた方もいた。

━ 凱旋コンサートって聞いたので、きっと素晴らしいコンサートと思ってきたけど、
期待通りだったわ。ホントに素晴らしかった。

称賛の声があちこちで聞こえる。


最後の曲 『 展覧会の絵 < ムソルグスキー > 』は30分に渡る大作の曲だ。


━ 各地の美術館をイメージして頂ければ、

の通り、眼を閉じてその世界に浸る方もいる。



━ 僕は無口でお喋りが苦手なので

と自己分析をする谷口さんだが、お喋りが苦手な分、
ピアノに魂と想いが込められているのがクラシック通でなくても伝わる。



これからの注目するピアニストに出会えた気がする。