ゆうゆうフォトアルバム


「 いのちの誕生 」

ゆうゆう壱番館での業務の関りで大きなものに『 生 』と『 死 』がある。

『 死  』については、目をそむけることでなく、厳粛な現実であり、
高齢者の方は、いかにその時を迎えるかは、尊厳を持つ重要なテーマでもある。
そして、それを思うのは、如何に生きるかの『 生 』を正に見つめなおすことでもある。


壱番館のフロントには金魚鉢が置いてあり、中には、20匹前後のめだかがいる。
最初は小ぶりだったが、今では1CMから1.5CMくらいにまで成長して、
元気に鉢の中をくるくると泳ぎ回っている。

そのめだかが水草に産卵して、稚魚が生まれた。
サイズにしては、1mmも及ばない。
別の鉢に移して、目を凝らさないと目に映らないほど極小だが、小さないのちが 『 大海狭し 』 とばかりに、
ぴんぴんと元気よく泳ぎ回っている。


このちいさないのちがもたらす、『 生 』への想い。  
入館者の皆さんは、そんなことを感じていらっしゃるのだろうか。